西部診療所は、周辺地域の健康を考える会（西部健友会）の皆さんと共に、小川理事長の下で25年間、地域の医療と福祉活動に従事してまいりました。しかし昨年7月、突然の小川理事長死去により未熟な小職が引き継がなくてはならない事態となり、ご利用いただいている皆様には様々ご迷惑とご心配をおかけしております。

　診療所は開設以来、恊働の立場で誰もが気軽に参加できる医療を目指し、4つの運動の理念を掲げて実践してきました。その理念を元に、少子高齢化をはじめ様々に変貌する社会においても、住み慣れたところで、家族やなじみの人たちと、安心して暮らしていける地域社会であるために、診療所の立場で何ができるかを考えながら活動しています。私は病院勤務を終え、西部診療所の一員になってから昨年でちょうど10年となりました。その間にも診療所活動は地域の高齢化や社会保障制度の変更などに対応して少なからず変化しています。私もわずか10年ではありますが、その変化を体感しつつ地域に接して活動したことで、理念への思いも深まってきたと自負しております。現在の診療所活動が、今後も継続性を持って地域に安定して提供できますよう検討を重ねながら、西部健友会・地域の皆様と共に取り組んでまいりますので、ご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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医療法人 西部診療所

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